便所、つまり便利なところという意味ですが、その昔はトイレは屋外に行って用を足すところでした。それが室内にあれば「屋外に行かなくても室内で用を済ませることができる便利なところ」という意味があるそうです。なるほど。便所とはもともとは仏教から来た用語だとか。
調べてみると日本のトイレの歴史は意外にも長く、早くも弥生時代では外に小屋を造って用をたし、鎌倉時代には武士たちは家の中に厠(かわや)を設置するようになっていたようです。また当時最も人口比の多かった農民の間では農耕物にとっていい肥料になるので、用をたしたものを、肥料として利用するようになります。そして時代は移り変わり西洋文化が入ってくるようになると、現在ではすっかりお馴染みの洋式トイレが使われるようになったのです。便所以外にも「厠」「御不浄(ごふじょう)」「閑所(かんじょ)」「雪隠(せっちん)」などいろいろな呼び名があります。
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